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ライフ #食品の裏側&世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん

平気で「ポテトチップス」を食べる人が知らない"発がん性"のヤバすぎる真実

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  • 安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事
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これは調理の時間と油の温度の問題です。ポテトチップスは低温の油でゆっくり水分を飛ばしながら長時間揚げる必要があります。

フライドポテトの方はそこまで水分を飛ばす必要がないから、揚げる時間が短くて済みます。だから「アクリルアミド」の発生する確率はポテトチップスほどではないわけです。

国やメーカーは対策しているか?

この発がん性が疑われる「アクリルアミド」に対して、国やメーカーは野放しにしているのかというとそうではありません。高い問題意識をもって臨んでいます。

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農林水産省は食品中の「アクリルアミド」を低減するための指針を策定し、「アクリルアミド」の低減を推奨しています。

メーカーももちろん「アクリルアミド」低減に対する取り組みを行っています。

品種の選定、全処理工程の工夫、加熱温度・時間の最適化など、「アクリルアミド」を低減するためにさまざまな方法が試みられています。

その結果として、平成29~30年度の調査では、平成18~19年の調査に比べて市販品のポテトスナックの「アクリルアミド」の平均値は5割程度に減少しているといいます。

またポテトチップスの代表的メーカーであるカルビーや湖池屋は「アクリルアミド」についての取り組みについてホームページで公表しています。

では、結論としてポテトチップスは食べていいのでしょうか?

次ページが続きます:
【アクリルアミドの発生を減らす工夫】

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