就職氷河期真っ只中に万全の対策で大手企業内定→いろいろあって40歳で一橋大学院に進学した野心的な彼女が次に見据える目標

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和歌山大学夜間主コースから滋賀大学に編入し、企業や自治体で勤務したのち、40歳で一橋大学大学院に進学した田中麻衣子さん。17年前、息子とともに(写真:本人提供)
和歌山大学夜間主コースから滋賀大学に編入し、企業や自治体で勤務したのち、40歳で一橋大学大学院に進学した田中麻衣子さん(写真:本人提供)
浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
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和歌山大夜間→滋賀大昼学→40歳で一橋大学院

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今回は、和歌山大学経済学部夜間主コースから滋賀大学経済学部に編入学後、卒業し、さまざまな職種を経て、40歳で一橋大学大学院経営管理研究科に進学。修了後はIT業界に人事部長として転職し、現在も株式会社NTTデータに勤務しながら博士課程の浪人を続けている田中麻衣子さんにお話を伺いました。

和歌山大学経済学部夜間主コースから滋賀大学経済学部に編入学卒業し、企業、自治体等での勤務を経験したのち、40歳で一橋大学大学院経営管理研究科に進学した彼女は、大学、大学院の修士課程の入学に関しては浪人を経験したことはありませんでした。

しかし、一橋大学大学院の修士課程に進学した後、東大大学院の博士課程に落ちたことで、初めての浪人を経験することになります。

現在も大学院博士課程への合格を目指して、業務の傍ら受験勉強を続ける田中さん。どうして一橋大学大学院の修士課程から博士課程に進もうと思ったのか。修士課程とは違い、なぜ1回で合格に至らなかったのか。

彼女を取り巻く環境の変化と、現在も大学院を目指しているエネルギーの根源について聞いてみました。

田中麻衣子さん。17年前、息子とともに(写真:本人提供)
17年前、息子とともに(写真:本人提供)
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