建物・土地の賃料、工事費その他をかけても十分に見合うビジネスになることが予測される。今後、民泊サイトなどに登録、海外に向けてもPRしていく予定というから、将来的には面白いことになるかもしれない。
投資サイトではないので詳細は省くが、人に来てほしい、従来のやり方でいえば観光資源と言われるものに乏しく、空き家がある地域なら面白い取り組みと思うが、難しいのは物件探しと久田さん。
「今回は地元に詳しい人が企画、自分で物件を探したことで目の前が川という得難い立地の建物に巡り合うことができましたが、空き家バンク、不動産会社などの情報からは眺望、環境についての詳細を知ることができないのが一般的。
地元の人にとって眺望はいつも見慣れているものなので価値と考えられていないことが多く、そこから候補となる土地、物件を探していくのは難しい。そのため、地図や売買掲示板サイトなどからあたりを付け、謄本を上げて調べるという地道な作業を繰り返しています」


眺望や環境の良さをいかに見抜くか
それ以外の立地でいえば不便であっても車で行ける場所ならほとんど問題はないそうで、道中もグループ利用の場合にはアトラクションとして楽しんでもらえると久田さん。
サウナ目的の人達はサウナさえあれば良いという人も多いので、周辺に何もないこともそれほどマイナスにはならない。


最近はホテル泊でも飲食を持ち込む例が増えているので、飲食店が少ないことも大きな障壁とまではならない。つまり、問題はひたすら立地。それさえ見抜く目があれば廃居は蘇るかもしれないのである。

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