ワークマン≪1900円疲労回復ウェア≫大量200万枚生産で大勝負! 高額化する「リカバリーウェア」市場に一石を投じる

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メディヒール ワークマン 疲労回復
広報担当の小雀杏実氏に着用してもらった「メディヒール ウォーム」トレーナーとスウェットパンツ(各1900円)、上下セットで3800円という価格を実現した(筆者撮影)

9月1日にワークマンが発表した、“疲労回復をアシストするウェア”(ブランド名は「メディヒール」)が評判を呼んでいる。まず驚くのは価格だ。

1枚1900円(税込、以下同)からという安さで、1万円を超える商品が多い「リカバリーウェア」では、競合に比べて約5分の1の価格を実現した。“効果効能は上下セットで素肌に直接着用した場合”を掲げているが、上下をそろえても3800円となる。

販売枚数も思い切った。同社は低価格の商品で人気だが、消費者からは「すぐに品切れとなり、なかなか買えない」という不満の声も多かった。

「今回は200万枚をご用意しました。そのうち180万枚がウェア類で、残りの20万枚(20万点)が磁気ネックレスや敷きパッドなどの関連商品・小物類です」(同社)

なぜ、ここまで思い切ったのか。同日に東京都内で行われた「2025年秋冬新製品発表会」を視察し、開発責任者に取材した。

販売枚数は昨年の10倍に

「今回発売した商品は、ルームウェアです。この商品を中心にリカバリーウェア市場に本格参入しますが、実は2021年から疲労回復をテーマにした商品を販売してきました」

開発責任者である半田峻也氏(製品開発部第2部マネジャー、以下発言は同氏)は、こう話す。4年前の商品とは何が違うのか。

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