サウナスペースの隣に、もともと休憩所の洗い場だったというスペースを利用し、水風呂も作られている。地下から湧いてくる、飲めるほど水質の良い水に手を入れてみると、夏の暑さが和らぐほどの清冽さ。地下水は温度が一定なため、冬場には逆に温かく感じるはずだ。


前の経営者が住んでいただろう2階建ての2DKは宿泊スペースに変わった。ダブルベッド2台、シングルベッド2台、さらにソファベッド2台もあり、最大8人までが宿泊できるようになっている。

訪れてみて感じたのは既存の建物をうまく活かしており、無駄な手を入れていないということ。サウナスペースの天井を見上げると傘のようにも見える木組みが見えるが、これは既存そのまま。テラスの柱なども以前のものが使われており、もともとの建物がきちんと作られていたことがわかる。

宿泊スペースも同様で床は貼り替えられているが、壁などは黒く塗った程度。もちろん、設備、配管その他などに費用は掛かっているだろうが、それ以外は非常にシンプルな空間で、室内より、戸外の眺めやサウナを楽しんでほしいということのようだ。

何もない土地・空き家利用でも稼働率100%
2025年7月6日の開業以来、ホームページやInstagram、LINEといったSNSでの露出が中心にもかかわらず8月、9月と稼働率100%が続いており、久田さんの読みは当たった様子。今のところは告知の問題からか日本人の4~5人客が中心で、予約開始1カ月で予約総額は300万円超とか。
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