新卒学生に広まる「とりコン」現象、増え続ける「事業会社からの転職組」…コンサルの"吸引力"が上がり続ける納得の背景

応用の効く汎用スキルが身につくとして、コンサル業界への転職が増えています(写真:Graphs/PIXTA)
国内のコンサル市場は2023年度に2兆円を突破*、年平均で13%という高い成長率を維持している。それに伴い、コンサル業界への転職者も急増中だ。
新卒学生のみならず、事業会社から業界未経験で転職するケースも過去にない規模となっている。本記事では、コンサル転職の実際をデータと共に紹介する。
*本記事は後編です(前編:『「時間の流れは体感3倍速」「わからない単語をひたすら検索」──"事業会社からコンサル"転職組が語る≪最初の壁≫』)。
*出典:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社発表、「日本のコンサルティング市場規模と将来予測」の2024年版
学生の間で広まる「とりコン」、何の略?
転職サイト『外資就活ネクスト』の会員データでは、事業会社からコンサルへの転職者数は、2020年から2024年の4年間で2倍以上に増加した。
こうした転職者増の一因には、就職活動におけるコンサル人気がある。
新卒学生向けの調査ではあるが、「外資就活ドットコム」における優秀層の学生を対象とした最新の就活人気企業ランキングでは、トップ10のうち8社をコンサルティングファームが占めた。

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