「フィードバックが怖い」「人格攻撃された気になる…」ダメ出しで"落ち込む人"と"伸びる人"の決定的な差、信頼される人の思考法3選

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私自身、ChatGPTのようなAIと対話することがよくあります。

たまに間違った回答が返ってくることがあり、そんなとき「違うよ、そういうことを言いたいんじゃない」と答えても、AIは決して感情的になりません。

AIは「大変失礼しました。ご指摘ありがとうございます。別のアイデアを出すために……や……について教えていただけますか」と質問をしてきます。

冷静に考えれば、AIにとってこれは最適解を導き出すための単なる「情報収集」プログラムに過ぎないのでしょう。AIに感情はないのですから、当然のことです。

ただ、その姿勢からは、感情に振り回される「弱さ」は感じません。

指示を与えている私を助けるために正確な情報を得てサポートすることに徹する。

映画『アイアンマン』の主人公トニーをサポートするジャービスのような「誠実さ」や「強さ」「聡明さ」を私は感じます。皮肉なことに、人間である私が「こうありたい」と願う理想の姿を、私はAIとの対話の中に見出してしまっているのかもしれません。

原則2 「自分への評価」と「やり方への評価」を切り離す(認知の切り分け)

次に重要なのが、心の中で「自分自身の価値」と「今回のやり方」を完全に切り離して考えることです。これを「認知の切り分け」と呼びます。

フィードバックを受けて心が傷つくのは、「自分の価値そのものが否定された」と錯覚してしまうからです。それは大きな間違いです。

あなたの経験や人間性は揺るぐことのない価値あるものです。フィードバックごときで傷ついたりはしません。

「傷ついた認定」を自分でしてしまうから傷ついてしまうのです。

ソフトがウイルスに感染したからといってパソコン本体を捨てますか?

あなた自身ではなく、「今のやり方」だけが指摘されているにすぎません。

パソコンに入っているソフトがウイルスに感染したとしても、パソコン本体を捨てる人はいませんよね。不具合のあるファイルやアプリを修正、削除したりするだけです。

次ページ第3の原則「認知編集」とは?
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