「フィードバックが怖い」「人格攻撃された気になる…」ダメ出しで"落ち込む人"と"伸びる人"の決定的な差、信頼される人の思考法3選
──ある社内プロジェクトの定例会議。
リーダーの佐藤さんが新機能のデモを終えた直後、上司が指摘を入れる。
上司「UIがちょっとごちゃついているかな。これだとユーザーが迷うと思うよ」
佐藤(一瞬戸惑うが)「なるほど。ありがとうございます! 具体的には、どの画面でそう感じられましたか?」
上司「ダッシュボード。指標が多すぎるね」
佐藤「ありがとうございます。指標を絞った案を今日中に共有します」
(昼休み、やりとりを聞いていた同僚が心配して声をかける)
同僚「さっきのやりとり、結構きつくなかった?」
佐藤「むしろ助かりました。ユーザーが迷う前に気づけて良かったです」
フィードバックを「批判」と受け取ってしまった例
一方で、同じような指摘を受けた別チームの鈴木さんの反応は……。
「またダメ出しか。なんであんなトゲのある言い方するんだ! あの人何様のつもり」
企画書を突き返され、上司の厳しい言葉が頭の中でリフレインします。
指摘内容はもっともかもしれませんが、その「言い方」がどうしても許せないのです。
次第にフィードバックの中身より、上司その人に対する不信感が募っていきます。
彼の脳という名のハードディスクには、こうした「批判」「ダメ出し」という名のバグが、今日もまた1つ書き込まれました。
このバグは、やがてマイナス感情とマイナス行動を引き起こします。
フィードバックされるのが億劫になっていき、有益なアドバイスに対しても受け取り拒否をするようになります。成長の機会は失われていくのです。
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