「私なんて」と自己評価が低すぎる人に言いたい事 自分をほめられるようになるためのヒント
どんなにがんばっていても自分を過小評価してしまう「インポスター症候群」の人が少なくありません。医師の田中遥さんは、インポスター症候群を「謙遜さん」と呼び、そうした人が少しでも変わる方法を紹介しています。
田中遥・加藤紘織『「どうせ私なんて……」がなくなる「謙遜さん」の本』から一部抜粋・再構成してお届けします。
落ち込むことは“悪”ではない
こう思っている人もいるのではないでしょうか。
「自分をほめるのが大切と言われても、どうしても『やっぱり、私なんて』と落ち込んでしまうんだよなあ」
たしかに、どんよりした心で過ごすのはつらいですね。でもここで大切なことをお伝えしたいと思います。
心理学の見地からいえば、気分の落ち込み自体は決して悪くはないのです。
もちろん、そんな感情はできれば味わいたくないもの。しかし、それがきっかけとなって「次はがんばろう」と奮起したり、「やり方をちょっと変えてみよう」と改善を試みたりする。
つまり、次の行動につながっていくのであれば、むしろ落ち込みは歓迎してもいい。私は、そう考えています。
言い換えれば、どんなに気落ちしていても行動し続けられるのなら、さほど問題はないのです。
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