何か明確な心配ごとがあるわけでないのに「なんとなく不安な人」も多いのではないでしょうか。
「行動を変える専門家」の永谷研一さんは、「特にいま、仕事や子育てで頑張っているのに、『誰からもほめられない』『自分は何もできてない』と感じている自己肯定感の低い人は多い。そうした人こそ、心を整え、ほんの少しずつでも『前に進んでいる実感』を持つことがとても必要」と話します。
その日の「できたこと」を振り返ることで、自分を深く知り、自己肯定感を上げる科学的なメソッドを紹介する書籍『1日5分 書けば明日が変わる できたことノート』をもとに、3回にわたって解説します。
「根拠のない自信」を持つ人
うまくいっている人は、程度の差はありますが、総じて自己肯定感が高く、「根拠のない自信」を持っているものです。
こうした人は、挑戦した経験が多いぶん、他人よりたくさん失敗もしているはずですが、失敗をしていても「この失敗は乗り越えられる」と楽観的に考えています。
では、みなさんは、「能天気な人」と「楽観的な人」の違いが何かわかりますか? 能天気な人は、深く考えていない「天然」な人ですが、楽観的な人はそうではありません。「より深く考えている」人なのです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら