「ちょっといい?」で相手の集中と時間を奪う上司は、無意識に時間泥棒していない?できる上司は絶対言わないNG話法2選

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会議での発言から、顧客との交渉まで、あなたの日々の業務で直面する場面に即して、すぐに実践できる形で提示します。

軽く見られる人は 「いい感じでよろしく」の一言で部下を迷子にする

「この件、いい感じでやっておいて」

このような指示、あなたは出していませんか?

実は、曖昧な指示ほど相手(部下、同僚、取引先、クライアント)を苦しめるものはありません。

結果、何度もやり直し。時間の無駄、モチベーションの低下、そしてあなたへの不信感。全てはこの一言から始まるのです。

たとえば「部下やメンバーの自主性を重んじるべきでは?」「細かく指示すると、指示待ち人間になるのでは?」という反論もあるでしょう。

確かに、過度な管理は創造性を奪います。

しかし、自由と放任は違います。

信頼される人は指示や命令の際は、「GPS」を意識して指示します。

・Goal(ゴール):何を達成すべきか
・Process(プロセス):大まかな進め方
・Schedule(スケジュール):いつまでに

この3点セットで伝えることを心がけています。

仕事を依頼する相手に迷わず進めるための「カーナビ」と「ゴール」を示すのです。

「ゴールは〇〇。そのためにまず△△を調べて。金曜午前に途中経過を見せて」

ここまで示せば、相手は安心して全力疾走できます。

 相手をつぶす曖昧指示

あなた:「例の件、うまくやっといて。期待してるよ」

部下:(うまくって何? 何から始めれば……途方に暮れる)

 部下を成長させる明確指示

あなた:「新商品の企画書をお願いしたい。ゴールは、来月の役員会で承認を得ること。ターゲットは30代女性で、予算は500万円以内。まず今週中に競合3社の分析をして、来週月曜に方向性を一緒に確認しよう。最終締切は月末だけど、2週間後に一度ドラフトを見せて。参考資料はこのフォルダに入れておいた。分からないことがあったら、遠慮なく聞いて。君ならきっといいものを作ってくれると信じている」

「察してくれ」は無能の証。信頼される人は「地図とGPS」を渡す。

相手からはあなたの頭の中は見えません。

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