《元キーエンスNO.1営業マン》が明かす「部下を自発的に動かす方法」。"KPI"に基づいた指導が何よりも大切だ

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ひたすらKPI
現代の20代、30代のビジネスパーソンは、論理的な説明を求めます(写真:jessie/PIXTA)
組織でマネジメントを任された際に重要になってくる課題の1つに「部下のモチベーション管理」があります。
元キーエンスでマネジメント層から学び、自身も数多くのマネジメントを経験してきた岩田圭弘氏は「曖昧な指示や精神論を振りかざすだけでは、自発的に動く部下は育たない」と言います。
ひたすらKPI』より一部抜粋・再構成のうえ、キーエンスで重視されている「KPIで語るマネジメント」を紹介します。

なぜKPIベースの話し方が「部下を動かす」のか

チームの成果を継続的に出していくために欠かせない要素として、部下のモチベーション管理があります。

KPIに基づいた話し方をすることで、部下も納得して自発的に動き出すようになります。これは、私が管理職のときに、最も重要視していることの一つでした。

まず、部下の立場から考えてみましょう。上司から指導を受けるとき、部下は何を感じているでしょうか。多くの場合、「また精神論か……」「具体的に何をすればいいのかわからない」「本当に自分のことを見てくれているのか」「評価の基準がよくわからない」といった不満や不安を抱えているはずです。

これらの不満は、上司と部下のコミュニケーション不全を示しています。そして、その原因の多くは「曖昧さ」にあります。この「曖昧さ」を解消するのがKPIです。

KPIに基づいた話し方は、曖昧さを排除し、明確で建設的なコミュニケーションを可能にします。

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