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封筒1枚だけ、パジャマの下だけでも売る…県内世帯の半分が加入する「コープみやざき」のすごみ

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  • 坂本 光司 経営学者、人を大切にする経営学会会長
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コープみやざきでは「電池が1個だけほしいんです」「封筒1枚だけください」「このみかんは甘いのですか」などの声にも、喜んで応えています。卵やたこ焼きなどは、初めから1個売りの品揃えもあります。

高級マンゴーを切って試食も

しかも驚いたことに、小分けや試食などの判断は、対応した店員さんの個々の裁量に任されているというのです。先日もこんな信じられないことが起きました。宮崎はマンゴーの産地として有名ですが、ある店舗で、組合員と一緒に千葉県から来たお客さまが「マンゴーをお土産に持っていきたいのですが、どんな味がするのでしょう。まさか試食はできないですよ
ね」と尋ねたといいます。

すると売り場の店員さんは「いいですよ」と、すぐにマンゴーを切って、試食させたというのです。お客さまは試食で味を確かめて安心し、自宅へのお土産に加えて、大切な人へのプレゼントとして、最上級の「太陽のタマゴ」という完熟マンゴーも1箱買われたそうです。「マンゴーの試食と言われてドキドキしましたが、しっかり笑顔でおもてなしができてよかったです」と、その店員さんはあとで話していたそうです。

いずれにしても、買うかどうかもわからないお客さまに、高級マンゴーを切って試食してもらう店員さんなど、他のスーパーでは考えられません。コープみやざきの真骨頂、この組織が愛されてやまない理由の1つだと思います。

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