人事担当者のキャリア観《2》--人事戦略・教育研修に関心

 

●人事部門の役割とは何か

 人事担当者が自らの役割をどのように考えているのだろうか。ディビッド・ウルリッチが、著書『HRチャンピオン』(邦題:MBAの人材戦略)の中で述べている人事の4つの機能を選択として掲げ、1つを選んでもらった。

企業規模により若干の違いはあるが、「人材管理のエキスパート」が半数近くを占めていること、「従業員のチャンピオン」はほとんどゼロに近いことは共通している。これだけ激しい環境変化の中、人事部門は労務サービスを提供する「管理」部門ではなく、「戦略パートナー」あるいは「変革エージェント」としての役割が大きくなっていくべきなのに、現状ではまだそういう役回りになっていないということのようだ。

規模による違いを見ると、「1001名以上」では「ビジネス戦略のパートナー」とする割合(29%)が、「組織・風土変革のエージェント」(24%)より高くなっていること。「301~1000名」と「1~300名」で目立つのは「その他」だ。ともに12%ある。「その他」のコメントを読んでみると、規模が小さい企業では人事政策機能がなく、事務処理のみの企業があるようだ。いくつかを紹介する。

「人事部門が存在しない」
「新卒採用のみを行う事務部門という印象」
「事務処理係」
「何でも解決するサポーター」
「問題対応・解決。"予防"意識が無いため」
「目的が明確でないので、人事と総務との境目もなにもかも不明瞭」
「トラブル対応要員・事務作業員」
「支援部門としての位置づけが色濃い」

図表3:人事部門の役割
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