人事担当者のキャリア観《2》--人事戦略・教育研修に関心
●次に担当したい人事業務は「人事戦略」と「教育・研修」
前回に報告したように、今回のアンケート対象者が就いている人事業務は、「新卒採用」が最も多く77%、続いて「教育・研修」71%、「中途採用」が70%だ。
ところが「次に担当したい人事業務」について問うたところ、「新卒採用」と「中途採用」の人気は低い。特に「中途採用」の人気はなく、数%にすぎない。「新卒採用」も十数%にとどまっている。
最も人気のあるのは「人事戦略」だ。どの企業規模でも30%台と高い。続いて多いのは「教育・研修」の20%前後だ。「海外人事」については「1~300名」の企業では7%にすぎないが、「301~1000名」と「1~300名」では10%台だ。こちらは前述したように、その業務自体がまだない企業も多く、他と同等に見るわけにはいかないだろう。
一人も支持しなかったのは「契約・派遣・アルバイト採用」で0だ。「福利厚生」と「中途採用」は全体平均で3%。「労務」は6%、「人事管理」は7%。オペレーション業務の人気が低いことがわかる。
図表6:人事部門内で次に担当したい業務
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(本社:東京千代田区、所長:寺澤康介)
人事のプロを支援するポータルサイト「HRプロ」を運営するHRプロ内の調査・研究部門。企業・団体のHR(人事)領域に関する調査、研究を行う。外部の調査機関による調査研究結果も紹介するなど、「開かれた研究所」を志向する。「HRプロ」内に、新卒/中途採用、教育・研修、労務、人事戦略などの業務に役立つ調査レポートを掲載している。
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