人事担当者のキャリア観《2》--人事戦略・教育研修に関心

 

●人事部門の役割変化を過半数が実感

 「人事部門全体の役割の変化」の結果が興味深い。過半数が「強く感じる」「感じる」としている。「301~1000名」が特に多く72%に達している。

「あまり感じない」「全く感じない」は、どの企業規模でも少数派で10%前後にすぎない。多くの人事が役割の変化を実感しているようだ。

図表4:人事部門全体の役割が変化していると感じるか
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●今後重要になるのは「人事戦略」と「教育・研修」

 今後重要になる人事業務についての設問では、「人事戦略(制度企画、要員計画)」が1位で68%、続いて「教育・研修」63%、「人事管理(考課、昇進・昇格、異動、給与)」が51%だ。人員計画と制度にかかわる戦略を立案し、戦略に基づいて人を育成し、適切に処遇していくことに重きを置いているということだろう。また「人事戦略」については、企業規模が大きいほど重要性が高まると予想している。

人事の重要な業務であるはずの「新卒採用」は44%にとどまっている。ただし、「今後重要になる人事業務」という設問なので、新卒採用の重要性が減じるという意味ではないだろう。

「福利厚生」が9%と低いが、既存の制度があるからだろう。「海外人事」は全体平均で21%だが、少ないのではなく、5社に1社以上が「海外人事」を重要になると認識していることに注目すべきだろう。「海外人事」は事業展開によって、その機能が存在しない企業も多く、企業規模で明確な違いがある。「1~300名」では11%にすぎないが、「301~1000名」では27%と増え、「1001名以上」では40%とかなり高い。グローバル展開している企業においては、「海外人事」を挙げている企業は極めて多いことが推測される。

図表5:今後、重要になると思う人事業務
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