しかも多くの場合、サイコパスはなかなか察知できるものではない。
最初のうち、彼らはうまく取り入ってくるため、「この人はヤバそうだ」と感じることが難しいからだ。ところが時間が経つにつれ、当のサイコパスは徐々に本性を表し、当事者であるこちらの人生を破壊しようとする。
その手立てはこうだ。
その結果、いじめの対象となった人は自信を失い、同僚のことも信用できなくなるだろう。それでもサイコパスが悪いとは思わず、むしろ自分に非があると思い込み、なんとかしてサイコパスを満足させたいと努力することになってしまうかもしれない。
絵に描いたような悪循環だが、だとすればできる限りサイコパスの特徴を理解しておく必要がある。
サイコパスの「スーパーパワー」
サイコパスは自分の行動のせいで“自分が”苦しむことになれば後悔するものの、自分の行動が“他人に”どんな影響を及ぼそうがまったく気にしないようだ。なぜなら、他人の感情を思いやるうえで必要な神経回路が形成されていないから。
ただし、「スーパーパワー」には弱点もある。それは、「他人がつねに真実を語っているとは確信できない」ことだ。
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