少し長くなってしまったが、この文章はサイコパスのあり方をわかりやすく説いている。また、私たちがサイコパスに対して抱く違和感や疑問に対する明確な答えでもあるのではないだろうか。
サイコパスが私たちのことを褒めるのは、私たちに信用されたいからなのだ。一方、サイコパスは聞き上手でもあり、「自分にとってはこれが重要なのです」という私たちの話に耳を傾け、熱心に聞いているということをこちらに対して行動で示す。
サイコパスは他人を信用していないにもかかわらず、人間関係を築くことができるのだ。ただし、ここには重要なポイントがある。たしかに関係は築けるが、それはこちらが望んでいるような人間関係ではないということだ。
アメとムチを巧みに使いわける
サイコパスは私たちを信用できないので、私たちをコントロールする必要があると考える。つまり、私たちとの関係を維持する必要がある限り、サイコパスはアメとムチを巧みに使いわけて忠誠を強要しようとする。
著者によるこの主張は、サイコパスを理解するうえで非常に有効なのではないだろうか。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら