「そうめん調理は重労働」→「付け合わせがない人は育ちが悪い」論点すり替えでSNSが大荒れ…何気ない投稿に日本中がヒートアップしたワケ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
そうめん
お盆中、SNSで勃発した「そうめん論争」が話題となっています(写真:Tiny Nature/PIXTA)

8月13日、Xのトレンドに「そうめんの付け合わせ」「育ちが悪い」というフレーズが長時間にわたってランクインしていました。

当初、議論の焦点だったのは「そうめんを作ることは重労働なのか」。

「暑い中、ゆでるだけでも大変なのに手抜きだと決めつけられる」「家族の人数分ゆでて、冷やして氷入れて、つゆと薬味を用意するのは大変」などと主に作り手が理解を求めるような声があがっていました。

時間の経過とともに話題は付け合わせに広がり、議論は活性化。

「ウチは付け合わせがないけど気にならない」「薬味さえあれば十分だろう」「むしろ、そうめんは麺だけで食べたい」「作ってもらっているくせに、付け合わせがないだけで文句言うな」などのさまざまな声があがりました。

問題はその後、「そうめんの付け合わせがない家は育ちが悪い」という論点にすり替わってしまったこと。

「ウチはなかったけど、それで育ちが悪いとは言われたくない」「自分の母親はつゆだけだったけど、それで育ちが悪いのか?」「そうめんだけ出てくる家は嫌」「育ちがどうこうではなく、食欲がないからそうめんを食べるのに付け合わせなんていらない」「そうめんの付け合わせは愛だと思ってる」などの強い言葉が飛び交う事態になりました。

次ページ論争がヒートアップした「4つの必然性」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事