「50階以上・1000世帯以上のタワマンだが”ペット同伴可”エレベーターは1台」豊洲のタワマン住人に聞いた”タワマン暮らし”の実際
このタワマンでは東日本大震災のほか、東京電力管内の大規模停電によってやはりエレベーターが止まったことがあった。これら「二度の停電」とエレベーター停止の話を聞くと、タワマンは災害に弱いという印象を持つかもしれない。
だがよくよく考えると、こうした停電は別にタワマンに限った話ではなく、一戸建ても含めたどの住宅でも起こりうる。近隣の液状化現象を不安視する向きもあるが、豊洲周辺では東日本大震災時も液状化現象は発生しなかった。

男性は言う。「災害のときにタワマンは危ないと言われますが、倒壊することもほぼありえないので実は安全です。不動産業界にいる立場からしても、構造的には大丈夫だと思っています。私のように家族構成が妻とお腹の中の子ども、ペットという感じであれば、タワマンから下手に動かないほうがいいと思っています」
エレベーター「ペットがいると面倒」
また、タワマンには災害のほか、生活におけるリスクやデメリットと言われる要素も少なくない。これらの点について、男性はどう感じているのか。
「よかったところは居住性が高いことと、他の同じ賃貸物件よりも安く済んだ点です。
いま40階超に住んでいますが、一番よく言われるのがエレベーターのことです。ですが、この物件は低層、中層、高層にエレベーターが分かれているので意外と時間はかからない。平均で下まで45秒程度です。もちろん、状況によって5分くらいかかることもありますが、住めば慣れます」
ペットを飼っている場合は散歩に行くとき、かなり面倒だという。男性の住むマンション棟はエレベーターが16台あるが、ペット同伴用は1台だけ。最上階である52階から降りるまでは10分くらいかかることもあるという。
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