ワークマン1980円以下「暑さ対策ウェア」の実力はいかに? ウーバー配達員ライターが猛暑の屋外で着てみて分かった“正直な感想”

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私は同製品を初めて着たとき、「おお、ちゃんと冷たい!」と驚いてしまった。屋外から自宅に戻って着替える際や、お風呂上がりなどに着用すると「気持ちよさ」をより強く感じることができそうだ。

着心地はサラッとしている。綿やポリエステル素材よりも、どことなく無機質で機械的な肌触りだ。伸縮性はものすごく高く、まるでゴムのように伸びるため動きやすい。生地は薄手で、綿生地の衣類よりも軽く感じた。デザインもシンプルで、さまざまなファッションに合わせやすい。ファスナー付きの胸ポケットも、何気に役立ちそうな予感がする。

ただし屋外での着用時は(やはりこの暑さに「衣類だけの力」では限界があるようで)、冷感効果はあまり感じなかった。その一方で、私が普段愛用しているユニクロの「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(税込1990円)」よりも汗染みが目立たず、エアコンの効いた室内に入ると汗がすぐに乾いた点はGOODポイント。

これならウーバーの仕事でも問題なく着れそうだ(著者撮影)
老若男女問わず着用できるシンプルなデザイン(著者撮影)

980円という値段を考慮すると、同製品はユニクロの「エアリズム」と十分に勝負できるだろう。

部屋着としても外着としても使えるし、洗濯後もシワは目立たない。なお同製品はアイロン不可となっており、私のような面倒くさがりの人間にはもってこいだ。

ただし汗をかいた状態だと、綿生地と違ってナイロンは汗を吸いにくいこともあり、普段着ている服よりも汗が肌にたまる感覚があった。

適宜タオルで拭いたり、インナーを着れば解決できる問題ではあるが、この部分は評価が分かれるかもしれない。

 

物価高の止まらない今、止まらないワークマンへの期待値

ワークマンはどうしても業務用のイメージが強く、一般の方がやや立ち寄りづらい、そんな空気感があるように私は思う。特に女性の方は、この傾向が強いのではないか。

その一方で、ワークマンの商品は「高機能低価格」を謳っているだけあって、実は私たちが思っている以上に「コスパがいい商品」で溢れている。今回私が検証した「980円冷感Tシャツ」は、おそらく多くの方が「当たり」と感じるだろうし、前回検証した「真空保冷ペットボトルホルダー」は大当たりで間違いないだろう。

インフレが一向に止まらず、多くの国民が経済的に苦しんでいる今、ワークマンの「高機能低価格」の商品には、私たちの生活を支えてくれる期待値が高い。

これからも私は肉体派ライターとして、「ワークマンの宝探し」を続けていきたい。

著者がウーバーで活動する、兵庫県芦屋市の夏風景(著者撮影)
佐藤 大輝 ライター・ウーバー配達員

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さとう・だいき / Daiki Sato

23歳と29歳の時、所属していた企業(美容業・物流業)から解雇を通達され、訴訟を提起。それぞれの会社と約2年間裁判で争った経験を持つライター。ブラック企業問題を解決したいという願いから、裁判後はライターに転身。労働問題のほか、「再雇用戦士」「子供部屋おじさん」「インド駐在員」など、働き方や生き方に関する取材記事を執筆。趣味は海外旅行で、41カ国へ渡航。

X:@do69951367

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