その次の店ははっきりとは決まっていないが、西日本で食堂出店を考えているそうだ。

理念がすべての出発点。象印の「暮らしをつくる力」
1918年から100年以上の歴史を紡いで来た象印。企業理念は、「暮らしをつくる」だ。社名の通り、マホービンの製造にはじまったメーカーだが、先進的な技術を搭載することよりも、「お客様の不満を解決したい」「こうしたらもっと使いやすいのではないか」と顧客目線にフォーカスして、今日まで商品開発を続けてきた。

象印食堂の成功の背景には、この姿勢があるのではないだろうか。客の意見や要望に「必ず対応したい」と、1つひとつ丁寧に応えた結果、ネガティブな口コミはほとんどなくなり、「楽しかった」「おいしかった」など、ポジティブな意見が多く寄せられるようになっている。
成功は偶然ではなく、長年受け継がれた企業DNAがもたらした、必然だったのだ。
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