2024年11月に、実に3年4カ月ぶりの出店となる池袋店がオープンした「ごちとん」。業態のブラッシュアップが進んだ結果、2025年3月現在、平均月商は昨年比150%に伸びている。3月には中野北口店がオープンするなど、“攻勢”が始まっている。
スケールメリットを追求しない
ごちとんを運営するフィルドテーブル株式会社 中島宗則社長を取材していて、驚いた場面がある。それは「ごちとんでは、グループのスケールメリットをあえて使わない」と断言したときだ。
現在ごちとんの店舗は東京に6店舗、横浜に1店舗、大阪に1店舗の合計8軒。親会社のアークランドサービスホールディングスは、とんかつ専門店「かつや」を国内496店舗(2025年3月末時点)展開する。メイン食材は同じ豚肉だ。当然、仕入れで協力していると思ったが、実際は異なっていた。


















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