デジタル化の進行によって「昭和」とは根本的に変わった…"令和の疲れ"から抜け出すたった1つの方法
しかし、空気を読みすぎるあまり、自分自身が疲れてしまうのは大問題です。そこまで気にすることはありません。自分が違うと思えば主張していいですし、それで波風が立つことを危惧するのなら、相手の言うことを受け流してしまいましょう。
仮に険悪なムードになったり、自分の立場が悪くなったりしても、長い人生において、それは一時的なつまずきに過ぎません。
その相手とこの先、一生付き合っていくのかと自らに問えば、その答えはほとんどが「ノー」となるでしょう。ならば、重く受け止める必要はないということです。
和を乱さないことばかりを気にして疲れがたまり、心を病んでしまっては元も子もありません。私たちに必要なのは「スルーする力」です。自分を守ることを優先して、うまくやり過ごしていきましょう。
仕事より大事なこと。休むことは悪いことではない
バカンス(おもに夏場にとる長期休暇)の文化が根づいているヨーロッパ諸国は、休むことに対して積極的かつ寛容です。
年初に「ここからここまでバカンスをとる」と決めたら、その人がどんなに仕事で忙しくても、多くのタスクを抱えていても、その期間はしっかり休むのが当然という国もあります。
それに対して日本はどうでしょうか。じつは世界的に見ると意外に休みが多いのですが、ヨーロッパのバカンス並みの休暇をとることは現実的ではない、という人は多いでしょう。有給休暇を消化しきれずにためこんでしまっている人も、大勢いると思います。
会社で残業はできないから、やむを得ず自宅に仕事を持ち帰ってサービス残業をした経験がある人も少なくないはずです。ヨーロッパの人たちがそれを聞いたら、一様に「アンビリーバブル」という感想を述べるでしょう。
日本は勤勉な国民性も手伝って、昔からよく働く人が称賛されるお国柄です。休むことに罪悪感を覚える人もいます。つねに休みづらい雰囲気が漂っている会社も多く存在するのではないでしょうか。
もちろん、私が携わっている医療業界も例外ではなく、人手不足もあって、医師や看護師がなかなか休めない環境の病院の話はよく耳に入ってきます。
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