"疲れているのに、休みたくても休めない人"が元気に働き続けるためには? 「大丈夫か見極めるポイント」を精神科医が伝授
「立ち止まるわけにはいかない」という焦り
仕事がしんどい。ストレスが溜まる。
本来なら、そんな心のモヤモヤにも、自分でなんとか対処することができるでしょう。最近の自分を振り返って、ちょっとした気分転換や、働き方の工夫を取り入れてみる。場合によっては、上司に相談したり、異動や転職を検討したりなど、一度立ち止まって自分の働き方、生き方を見直す機会を作ることもできるはずです。
ところが、最近僕がお会いする方々は、そうした気持ちの余裕がどんどんなくなっているように思います。目の前のことに忙しくて、立ち止まってなどいられない。変化の激しいビジネス環境の中で、情報やスキルを得て、結果を出し続ける。とにかく周りに後れをとるわけにはいかないのです。
何かをインプットしてる感がないと、置いていかれると思ってしまう。常に動いてないと、不安で落ち着かない。
今、産業医として話を聞いていると、多くの方が「何かあっても立ち止まるわけにはいかない」「動き続けていなければならない」、というような強迫観念を持っているかのように見えます。


















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