"疲れているのに、休みたくても休めない人"が元気に働き続けるためには? 「大丈夫か見極めるポイント」を精神科医が伝授 

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仕事そのものには問題はなくても、人間関係の問題で疲弊しているのだということに気づくことも大切です。とても多くの方が人間関係を原因としてストレスを抱えており、解決は容易なことではないのです。

これら3つのポイントを振り返ってみて大きな問題がある、なかなか改善の余地がない、などの状況にあるのなら、「しんどくても大丈夫」とは言えないでしょう。

今は大丈夫でも、状況が大きく変わることも

なかには、多少は忙しくても、

・本当に好きなことを納得してやっている

・手ごたえがあるし、周囲からも認められて、人間関係も良好

と、順風満帆で仕事に取り組んでいる人もいることでしょう。

とはいえ、こんなふうに条件がすべて整うことのほうが、実は稀です。しかもずっと変わらないわけではありません。

充実感を持って仕事をしていたのに、突然それが一気に崩れてしまったという女性がいます。

朝11時から夜11時ぐらいまで忙しく働く生活を続け、振替休日を取っても、ダメージが回復し切れないままということを繰り返していたそうです。

本当に忙しかったのですが、案件をリリースしたあとの世間の反応が大きく、とてもやりがいを感じて頑張っていました。

しかし、とある案件で厳しい納期に追われる中、めずらしく頭痛がひどく体調が悪くなりました。

上長に相談しましたが、フォローは入れてもらえません。そのまま徹夜で作業をしていたとき、

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「なんで夜中に私がたったひとりで、こんなに作業しなくてはならないんだろうか」「なんで他の人の指示不足なのに『何年やってんだ』と私が暴言を吐かれなきゃいけないんだろうか」

自分でもはっきりわかるぐらい、ポキッと心が折れた感覚があったといいます。

好きな仕事で楽しいから大丈夫だと思っていても、知らないうちに無理を重ねていると、ダメになる瞬間がやってくることがあります。職場の人間関係が良かったとしても、それが急に変わってしまうこともあります。今、楽しんで仕事しているから、自分は休まなくても大丈夫なのだとは言い切れないでしょう。

そのためには、どんなに忙しくても、ときには立ち止まって、自分の働き方について振り返ってみる必要があるのです。

尾林 誉史 VISION PARTNERメンタルクリニック四谷院長

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おばやし たかふみ / Takafumi Obayashi

精神科医、産業医。VISION PARTNERメンタルクリニック四谷院長。
東京大学理学部化学科卒業後、株式会社リクルートに入社。社内外や年次を問わず発生するメンタル問題に多数遭遇。2006年、産業医を志し退職。退職後、弘前大学医学部に学士編入。東京都立松沢病院にて初期臨床研修修了後、東京大学医学部附属病院精神神経科に所属。

現在はnote、面白法人カヤック、ジモティーなど23社の企業にて産業医およびカウンセリング業務を務めるほか、メディアでも精力的に発信を行っている。著書に『先生!毎日けっこうしんどいです。元サラリーマン精神科医がみんなのモヤモヤに答えてみた』(かんき出版)、『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』(あさ出版)など。漫画『群青のカルテ』(小学館)の監修も務めている。

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