「50歳で会社をリストラされ…」年収300万になるも、豊かに暮らす56歳。《2億り人》になった現在の"意外なお金の使い方"

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収入は下がっても、資産がある。仕事に心をすり減らすこともない。ゆとりのある生活で心も安定したという。心がささくれ立っていた以前とは違い、現在は周りの人に対しても優しくなれるのだという。

東山さんのお金の使い方3つ

根っからの倹約家で2億り人となった東山さんだが、これからはお金を使うことも大切にしていきたいという。

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著)という書籍がある。FIRE生活を送る人のバイブルのような本で、「お金は人生を楽しむための手段。最大限の経験につぎ込んで、死ぬときにはできるだけ使い切ろう」という人生哲学を短くわかりやすく説いたものだ。

東山さんもこの本を参考に、大きく3つの使い道を考えているそうだ。

① 家族のために使う

まず1つ目は家族のため。現在15歳の娘の進路がこの先どうなるかはわからないが、やりたいことを応援する学費はしっかり出したいと語る。

あとは、実家の改築費である。

「両親はもう亡くなっていますが、築50年くらいの実家はまだ残っています。耐震診断で、地震がきたら潰れてしまうという結果が出たため、改築する必要がありまして……。実家と学費に、数千万円は使う予定です」

② やったことのない体験に使う

特撮シーン再現
(画像提供:東山一悟さん)

2つ目は、“体験”にお金を使うこと。

「私は今56歳で、あと何年生きるかわかりません。できるだけ人がやったことのない体験をしようと思っています」

最近体験したのは、栃木県にある特撮の聖地での撮影体験だ。

そこは、仮面ライダーや戦隊ヒーローものの爆破シーンを撮影する場所として知られている。個人でもまるで特撮シーンのような写真を撮れるツアーがあるという。

「あとは、東京湾のナイトヘリツアーに参加したり、長野県の八ヶ岳にある日本一標高の高い露天風呂に行ったりしました」

バブリーなお金の使い方だが、なかなかできない非日常的な体験は“思い出という資産”になりそうだ。

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