FXで懲りたものの、“攻めた投資”も少しだけまたやってみた。
ビットコインを1BTC=250万円くらいのときに購入して、それが約2.5倍になった六百数十万円のときに売却。
「いまも持っていれば1500万円くらいになっていましたが、やはりビットコインは毎日の値動きが怖いので早々に切り上げちゃいました」
投機的な株も一度挑戦したことがある。
「その会社の創業者の方が『うちはこれからすごいことをやるから儲かります』って言って、半年で50倍ぐらい上がった株があったんですよ。SNSで話題になっていたので、私もそれに投資して6倍ぐらい儲けました」
だがビットコインも、投機的な株も、どちらも運の要素が強い。
「もうこれで運は使い果たしたと思っているので、これからはひたすらインデックス投資のみにしようと考えを切り替えました」
東山さんの資産配分
こうしてインデックス投資を中心に資産を増やしてきた。2025年の現在、東山さんの資産は約2億円。資産内訳は以下の通りだ。
・株式+ETF:5000万円
・個人向け国債:1800万円
・iDeCo(イデコ):1400万円
・学資保険:300万円
・預貯金、MMF(マネー・マネージメント・ファンド):3500万円
投資の収益は年によって異なるが、2024年は4000~5000万円くらい。これは株の配当金収入も合わせた金額だ(配当金収入は70~80万円くらい)。
現在勤める会社の年収は、約300万円。定時にきちんと帰宅できる職場環境はホワイトで、今の暮らしが気に入っているという。
「職業柄仕方がないことなのですが、前職の新聞社がひたすらブラックでした。週2回は会社に泊まり込み、休日でも大きな事件があったら現場に行かなきゃいけないんですよね。東日本大震災のときは月に1日休みがあったぐらいでした。
そういう職場環境なので、家族旅行にも行けません。自分が担当するエリア外の都道府県に出る場合には、事前に上司の許可取らなくてはいけませんでした。
それに比べたら、今の職場は労働時間が半分になり、土日もしっかり休めて、どこに行くのも自由。仕事も自分が関心のあることを追求できて、好きなことをさせていただけてお給料もいただけるなんてありがたいです」
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