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「自分の欠点や失敗を隠すのをやめれば、孤独の苦しみは軽くなる」 日々の不安や重苦しさを手放す「不完全主義」という生き方

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不完全主義者はみずからの限界を、克服すべき障害とは捉えない。「これさえ解決すれば充実した人生が待っているはずだ」と無理にあがいたりしない。

逆にみずからの限界を真正面から受けとめて、そのなかに飛び込んでいく。すると今までにない落ちつきや、人とのつながりが手に入る。心が自由になり、生きている実感が湧いてくる。

世の中が揺らぎ、不安が押し寄せる時代だからこそ、僕らには不完全主義が必要だと思う。

山奥にこもらなくても、忙しい日々のただなかで瞑想の効果を得ることは可能だ。「いつか時間ができたら」と先送りするのではなく、今ここで気持ちを切り替えてみる。いつもの日常を新たな目で見て、身動きがとれなかった自分を変えてみる。

そもそも「やるべきことがすっきり片づいて、心機一転新たな人生を始められる日」などというものは、永遠にやってこない。そんなのは完璧主義の幻想にすぎない。

限りある人間にとって、人生を変えられるタイミングは、つねに「今」だけだ。

誰もが何か不安を抱えている

いくらお金や地位を手に入れたところで、問題が解決するわけではない。現代社会では、成功すればするほどプレッシャーは増し、速く走れと今まで以上に追い立てられる。起業家のアンドルー・ウィルキンソンが指摘するように、「成功者の大半は、生産性に縛りつけられた不安障害の塊」なのだ。

こうした不安は、さまざまな形で表れてくる。

一般的なのは、とにかくやることが多すぎて追いつかない、時間がまったく足りないという感覚だ。ほかにも、たとえばインポスター症候群という形をとることもある。

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