
さらにホンダ車の純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスでは、フロントグリルやボディサイドなどに装着するデカールやテールゲートスポイラーなど、スポーティなフォルムとなるカスタマイズパーツを用意。また、ナビなしのe:Gグレードを選んだユーザーなど向けに、スマートフォンをエアコンの吹き出し口にセットできる専用のスマートフォンホルダーなども用意する。さらに、充電ケーブルやAC外部給電器のホンダ パワーサプライコネクターなど、充電や給電用に便利なさまざまなアイテムも同時発売する予定となっている。
気になる価格について

以上がN-ONEe:の概要だ。前述のとおり、価格などは未発表だが、ライバル車の価格(税込み)は、サクラが259万9300円~308万2200円、ekクロスEVが256万8500円~313万1700円。これらに対し、N-ONE e:がどの程度の価格帯に設定するのかが注目だ。とくに、N-ONEe:をホンダは、これも先に紹介したとおり、ユーザーにとって「手が届くEV」という位置づけにしているだけに、ライバル車たちと比べ、どれくらいの価格差となるのかも気になるところだ。
ちなみに、EVの購入に関しては、現在、国の補助金やエコカー減税、自治体の補助金も利用すれば、場合によってはかなりお得になる。たとえば、サクラの場合、東京都の在住者であれば、国のCEV補助金と東京都のZEV補助金、エコカー減税などの各制度を活用すれば、2025年度の場合で、最大133万9600円の優遇を受けることも可能となる。なお、これら補助金については、前年度のEV販売数などメーカー毎の実績やモデルによっても金額が変わってくる。そのため、N-ONE e:がどれくらいの額の優遇を受けられるかはまだ不明だが、例えば、国のCEV補助金は、N-VAN e:の場合、2025年度で57万4000円。2024年度の55万円から拡大されており、よりEVに手が届きやすくなっている。

ともあれ、ホンダが初めてリリースする乗用タイプ軽EVのN-ONE e:が、市場でどんな反響を受けるのかが今後注目だ。同様のジャンルでは、現在、日産のサクラが最も人気機種となっているが、果たしてN-ONE e:がその牙城を崩せるのか。価格や詳細スペック、発売時期など、以降の追加情報に注視したい。
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