【手の届くEV、大本命が秋発売予定】ホンダ「N-ONE e:」は2グレード設定。昨今では珍しいナビレスグレードも用意して軽EVの大衆化を狙う

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N-ONE e:の外観
N-ONE e:の外観(写真:三木 宏章)

また、フロントグリルには、これもN-VAN e:と同じく、普通充電と急速充電の2つの充電口を設けたほか、ブラックをベースに白や青、赤などの点模様が入った仕様を装着している。これは、廃車などのバンパーをリサイクルした素材で、やはりN-VAN e:から採用しているものだ。環境に配慮するだけでなく、加工時にできる色付きの点々が1台1台異なる模様となることで、愛車に特別感を演出する効果も狙っている。

ほかにも、ボディのサイドビューは、重心の高いリアゲートから前方に向かって動きあるシルエットとすることで、スムーズで軽快な走りを想起させるフォルムを実現。ガソリン車以上に、全体的に丸く、つるんとしたボディとすることで、EVらしいクリーンな印象も醸し出している。

なお、N-ONE e:のボディサイズは今のところ未発表だが、基本骨格はN-ONEと共通なので、車格的に大きな差はないようだ。N-ONEのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1545~1570mm。おそらく、N-ONE e:の車体も、これらに近いスペックとなることが予想できる。

2020年8月発売の電気自動車「Honda e」
2020年8月発売の電気自動車「Honda e」(写真:本田技研工業)

ちなみに、個人的な印象だが、N-ONE e:の顔つきは、コンパクトEVで、2024年に生産終了となった「ホンダe」に似ている気もする。とくに丸目2灯ヘッドライトの雰囲気は、両モデルともに、つぶらな瞳を持つ小動物を想起させる感じだ。その意味で、あくまで私見だが、N-ONE e:は、ホンダeを小型化し、N-ONEに近づけたような印象を受けた。

N-ONE e:のインテリアデザイン

N-BOX e:のインテリア
N-BOX e:のインテリア(写真:三木 宏章)

一方、インテリアでは、インストメントパネルの凹凸を可能な限りなくし、まっすぐでフラットな形状に変更。ダッシュボードもより奥行きのある形状にしたことで、運転席や助手席からの視界がさらに広く、すっきりした印象だ。ボンネット先端も見やすいため、細い路地などでのUターンや取り回し時の見切りも良好のようだ。また、ステアリングを37mmドライバー側に近づけたことで、ペダルやハンドルの操作がしやすい自然な運転姿勢を実現しているという。

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