
本田技研工業(以下、ホンダ)は、2025年秋、100%電気で走る軽EV(電気自動車)の新型モデル「N-ONE e:(エヌワン イー)」を発売することを発表した。商用タイプの「N-VAN e:(エヌバン イー)」に続くホンダ軽EVの第2弾で、乗用タイプとしてはホンダ初。ベースとなるのはガソリン車の軽トールワゴン「N-ONE(エヌワン)」で、レトロで愛らしいフォルムなど、全体のイメージを踏襲しつつも、パワーユニットはもちろん、内外装などにEVならでは専用装備を投入していることが特徴だ。
価格や詳細なスペック、具体的な発売日などは未発表だが、ホンダ主催のメディア向け発表会で、実車を実際に見た印象も含め、現在(2025年7月28日時点)わかる範囲で、当モデルに関する情報を紹介しよう。
ホンダの軽EV戦略
ホンダは、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、2040年に4輪車のグローバルにおける販売比率をEVやFCEVなど100%電動車とする目標を掲げている。また、国内では、まずは軽自動車など小型EVを展開する方針で、2024年10月に第1弾となる軽商用EVのN-VAN e:を発売。今回発表したN-ONE e:は、前述のとおり、そうした戦略の第2弾で、乗用タイプの軽EVとしてはホンダ初となるモデルだ。
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