ガチ中華だけじゃない…! 東京・高田馬場の「中国化」がすさまじく進む驚く実態

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店が増えてきたことで他店と差別化するために、その種類も多様化し、今では定番の四川料理やマーラータンなどに加えて、中華スイーツや貴州省・湖南省のライスヌードル(米粉)、広東省の土鍋ご飯(煲仔飯)などの専門店も登場。中国でチェーン展開している店の出店も目立つ。

中国発のフライドチキンチェーン「正新鶏排」も、予備校が入居しているビルの1階に出店している。同店のオーナーは「お客さんのほとんどは若い中国人の留学生だと思います。特にお昼時や夕方5時以降は若い中国人客でお店が賑わいますね」と話す。授業が終わった後の軽食として受け入れられているのだろう。

予備校の授業後は若い中国人でにぎわう高田馬場のガチ中華。一人飯をする人も少なくない(写真:筆者撮影)

ネットゲームに熱中する中国人

生活圏が高田馬場近辺にあるのであれば、中華料理店のほかに増えてくるのが娯楽施設や生活に不可欠なサービスを提供する店だ。中国人学生にとっての娯楽の定番といえばカラオケ(KTV)やボードゲーム、ネットゲームなどが挙げられるが、高田馬場を歩いてみると駅前から徒歩10秒のビルの4階にネットゲーム専門のネットカフェが見つかった。

ネットカフェに入ってみると、ギラギラしたサイバーパンクな空間にPCがずらりと並んでおり、ネットゲームに熱中する中国人であふれている。訪れたのは日曜日の夕方ということもあり、かなり広そうな店内にもかかわらずまさかの満席という盛況ぶりだ。

中国人向けネットカフェ。中国のスナックなどの品揃えも豊富だ(写真:筆者撮影)

1時間あたりの料金は550〜600円程度。同ビルの5階には日本人向けのネットカフェも入居しており、そちらは1時間380円でドリンクバーなども付いているので、中国式ネットカフェのほうが割高に感じるが、ここでしかプレイできない中国のインターネットゲームがあるのだろう。中国のカップ麺や駄菓子、スナックなども豊富で、軽食をつまみつつゲームにのめり込んでいる若い中国人の様子が想像できる。

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