「ロイズ ROYCE'」“体験価値”提供する工場見学の凄いこだわり 人気の生チョコ、ポテトチップチョコレートの誕生秘話とは
また、体験型ゲームなどを備えた「プレイエリア」は、“ゲーム”とは侮れない本格的な設計となっている。実際の製造工程に基づいて構成されており、大人でも思わず夢中になるほどの内容だ。こうした体験を通じて、チョコレートの製造をより身近に感じてもらう意図があるという。

「チョコレートがカカオ豆から製品になるまでは、驚くほど多くの過程を経ています。その不思議を知ってもらい、もっとチョコレートに興味を持って、楽しく食べてもらいたいと考えています。
プレイエリアに関しても、子どもはもちろん大人でも楽しめる内容にしようと、どんなゲームがよいか何度も何度もアイデアを出しては練り直しました」
ものづくりの現場を“体験”で伝える
施設内には、まだまだ紹介しきれないほど多くの展示や体験がある。製造工程の公開だけでなく、ワークショップやコレクションストリートなど、ロイズならではの仕掛けが随所に見られる。

来場者の層も幅広く、地元北海道の人々に加え、韓国・台湾・フィリピンなどのアジア圏や欧米からの観光客、学校や企業の団体利用も多い。来場者数や国籍・年齢のデータは非公開だが、その多様性が施設の吸引力を物語っている。
「チョコレートを通じて、驚きや感動を届けたい」。その言葉どおり、「ロイズカカオ&チョコレートタウン」は、ブランドの思想やものづくりの現場を“体験”という形で伝える場となっている。企業理念と顧客体験が一致するこの空間は、今後のブランディング戦略のモデルケースともいえるだろう。
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