会話が弾まない原因はこれ。悪気なく人を疲弊させる「正論・話泥棒・雑談スルー」の3大NG
類人猿を研究している学者の方によると、ゴリラやサルはマウンティングポーズをとって自分が上位者であることを示しますが、それはエサを優先的に食べるためだそうです。
人間にもその記憶が残っていて、他人より自分が上であると示したくなる。つまり、相手に正論をぶつけてしまうのは、「私はサルです」と言っているようなものかもしれません。
心を折る会話②:相手の話を「奪う」人たち
次に多いのが、相手の話を聞いているようで、実は聞いておらず、いつの間にか話を「奪って」自分のものにしてしまうパターンです。
ある男性のお見合いでの会話を見てみましょう。
男性「そうですか。小学校ですか?」
女性「中学です」
男性「何を教えているんですか?」
女性「国語です」
男性「うちの姉も教員をしていまして、よく教材なんかを家でつくっていますよ」
この男性は、5W1Hを使ってそつなく言葉を連ねていますが、相手の話に本当に興味があるわけではなく、ただ話を続けるために会話をしています。そこには共感も、肯定の言葉もありません。
そして、ついに話すことがなくなると、「姉が教員をしている」という、完全に自分の話にすり替えてしまいました。この男性は、女性の話の中には入っていきませんでした。男性の持つイメージの中で話をし、男性の経験の中での話にしてしまったのです。
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