「月に人類を送る手伝いをしているNASAの清掃員」に学ぶ、人生の幸福度を瞬時に爆上げする“3つのポイント”

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ビジネスシーン
日本人の生産性を上げたり、幸福度を上げるカギは、「内発的動機づけ」にあります(写真:kikuo/PIXTA)
アメリカの調査会社・ギャラップ社の2022年の調査では、日本の従業員エンゲージメント(仕事への熱意や職場への愛着)はわずか6%で、世界平均の23%を大きく下まわり、調査対象国のなかでも最下位レベルでした。

これでは仕事も楽しくないですし、生産性も下がり、創造力も発揮されません。では、どのように考えれば、仕事への熱意や楽しさを取り戻せるのでしょうか。

国内外で8社を経営し、600名超の経営者が集まるコミュニティも主宰する横山直宏氏の新著『1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか』から、そのヒントをお届けします。

本当に人が幸せに成長するのは「内発的動機づけ」から

「24時間戦えますか」

バブル全盛の1989年に栄養ドリンクのCMで使われたキャッチコピーです。いまになって考えると当たり前ですが、24時間ムリヤリ仕事で戦っていたら、身体を壊して働けなくなります。

たしかに、以前の日本は、とにかくがんばって会社のために働くというのが美徳とされていた現実がありました。しかし、無理に働いても生産性は上がりませんでした。

「デシとライアンの自己決定理論」をご存じでしょうか。

これは1985年にアメリカの心理学者であるエドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した、人間の「動機づけ」の理論です。

「人は自分で『やりたい』と思って動くとき一番エネルギーが湧き、成長する」というのが、自己決定理論の核となる結論です。

デシとライアンは、人がモチベーションを持つ要因には2種類あると整理しました。

◎外から与えられるもの(外発的動機づけ)

◎自分の内側から湧き上がるもの(内発的動機づけ)

そして、「本当に人が幸せに成長するのは、内発的動機づけから」という結論に達しました。

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