「若手と話が通じない」のハードルを乗り越えるためにすべき事――「よい対話」を実現するために必要なマインドセット5つ
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「共通言語」をつくり出し、相互理解ができるようにするために有効なのが「対話」です(写真:buritora/PIXTA)
「若手への指示が期待通りにいかない」「会議がいつも堂々巡りだ」「会社の理念が現場に浸透しない」――。こうした組織運営の「モヤモヤ」を感じたことはありませんか?
5000人以上の対話に対するファシリテーションを実施した東京大学特任研究員で哲学コンサルタントの堀越耀介さんは、その背景には、しばしば「共通言語の不在」(メンバー間で同じ言葉を使っていても、言葉の意図やニュアンスがズレている)があると言います。
この記事では、職場のコミュニケーションを変える対話の技術について解説します(『世代と立場を超える 職場の共通言語のつくり方』より、一部抜粋してお届けします)。
「対話もどき」と「よい対話」は違う
職場で上司と部下、同僚同士の間で話が通じない、信頼関係がないという場合には、互いの間で通じる「共通言語(意味とニュアンスを共有している言葉)」が足りていません。それがなければ、一緒に同じ目標を目指して連携することはできません。
「共通言語」をつくり出し、相互理解ができるようにするために有効なのが「対話」です。対話が必要だと言われることは多いのですが、多くの職場では「よい対話」を実施することはできず、「対話もどき」になってしまっていることが少なくありません。
そこで職場で「よい対話」を実現するために必要な5つのマインドセットについてお話しします。第1のマインドセットは「これまでの自分の考えにとらわれないこと」です。
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