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「死ぬときに後悔しない」お金の使い方とは…「どう稼ぐかだけでなく、どう使ったら幸せか?」を考えるべきと僧侶が説く深い訳

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  • 愛葉 宣明 法名:釋 明徳 浄土真宗 慈徳山 得藏寺 第23世 代表役員、仏陀倶楽部 代表、著述家
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『アリとキリギリス』から得られる教訓はとても重要だと思いますが、そこから「お金はできるだけ貯めておけ」と受け取ってしまっているなら、バランスを欠いた物の見方をしています。

お金を稼ぐ、貯めるにしても、そこにどう使うか?という視点も加えて考えることが大切なのです。

手段や道具は、その使い方も知っておいたほうがいいでしょう。アリとキリギリスのバランスを取った、いわばアリギリスのようなスタンスが大切なのではないでしょうか。

もし、手にいれることばかり考えてしまっているなら、お金を何に使ったら幸せか?を考えてみてはいかがでしょうか。

3万円のラーメンか?食事か?

・1杯3万円のラーメン
・高級レストランの3万円の食事

どちらも同じ3万円です。同じ3万円を払うとなったとき、その体験にはどのような違いがあるでしょうか。お金は道具であり、手段です。極端な例ではありますが、ここでは、お金で交換するモノの価値についても考えてみましょう。

さて、飲食店で食べるラーメンの平均価格は1杯700円程度といわれています。業界では1000円を超えると客足が遠のくといわれているため、「自信を持って作ったこだわりのラーメンを出したいけど、1000円を超えてしまう……」。そのせめぎ合いに苦しむ店主も少なくないとか。

そんなラーメンで3万円となれば、業界ではトップクラス、最高級のラーメンです。

ただし、最高級といっても、使用する小麦粉、醤油や塩といった調味料、水、卵、豚肉、海苔など、すべての食材を最高級のものにすればいいというわけではありません。食材の相性を見ながら、全体のバランスを考えて作る必要があるでしょう。

こだわり抜いたラーメンの適性価格が1000円なら、3万円のラーメンでは食材の高さだけで勝負するのではなく、ほかの方法、たとえば高級食材をトッピングするなど、どんどん足していくことで付加価値をつけていくことになりかねません。

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