「永野芽郁は謝罪会見すべきだ」という声もあるが…「不倫は誤解」という会見なら“起死回生にはならない”理由。ではここから逆転するには?

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たとえば政治家の場合は、「税金で報酬などを受けている以上、納税者への説明責任がある」という正論が存在します。もし会見をするのであれば、このロジックに対抗できることが欠かせないでしょう。

不倫を認めない場合の末路は

これまで失敗してきた釈明会見は、単に「自分たちは無実であり、誤解だ」という、批判的視聴者から見れば単なる自己弁護にしか見えないものでした。当人からすれば、事実ではないので証明しようがないということだと思いますが、だとすればただ無実を宣言するための会見で何か変わるでしょうか。

確かに不倫をしていないことを証明するのは不可能です。文春も2人がやりとりしたLINEメッセージの内容は伝えていますが、やりとりする画面のキャプチャーは掲載されておらず、それが本当かどうか証明はできていません。

とはいえ、文春側はそれらを入手していて、当人たちがこれ以上否定するようなら、対抗して発表するつもりだろうという予測もあります。もっとも、犯罪でもないのに、個人の通信の秘密を暴くことは許されるのかという問題もありますし、LINE以外の状況証拠の有無についてはわかりません。

ここで永野さん側の選択肢は絞られてきます。不倫を否定する場合、選択肢は2つです。

1つは、何の反証もないまま、否定だけを続ける選択です。会見をしてもしなくても、単に否定を発信するだけであれば結末は同じでしょう。

別の状況証拠が報道されたり、証拠はなくとも新たな疑惑証言が出たりすれば、事態はドロ沼化し、先々決まっている仕事を失うリスク、新たな仕事を得られないリスクを抱え続けることになります。現在はこの流れになっているといえます。

もう1つは、文春などの今回の不倫報道を全否定し、法廷闘争に持ち込んで闘う選択です。

無実の証明はできないので、裁判によって公正な無実の判断をもらうという方向です。もちろん訴訟になれば新たな事実や証拠が出されてくるかもしれません。そういったものが出ても勝てるという確証があれば、訴訟を起こすことで、否定を公的に発信することができるようになります。

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