外国人が日本の「謝罪会見」を見て感じる不思議 日本人ならではのケジメの付け方なのか

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ジャニーズ記者会見
日本人はなぜ記者会見で謝るのか(撮影:風間 仁一郎)

こんにちは、デビットです。日本からアメリカに引っ越して1年半ほどたちますが、ここのところ日本のネットニュースを眺めているとやけに「謝罪会見を行った」というニュースを目にするように思います。中古車販売会社、大学のスポーツクラブ、芸能事務所、その他芸能人の浮気問題まで、つねにどこかで誰かが謝っている印象です。

なぜ謝るために会見を開くのか

ここで欧米人である私の目から見て不思議なことがあります。「なぜ謝るために記者会見をするのだろう」です。

私の理解では、本来記者会見とは何か社会に対し広く知ってもらいたいことをマスコミに説明することでその目的を達成するためのものです。「不正があった背景と再発防止」「不具合の原因と被害者の救済方法」などがそれにあたるので、そこを広く知ってもらうための広報活動ならば理解できなくもないです。

ところが、ここのところ目にする謝罪会見では、こうした当然聞かれるであろう質問への準備が不十分で、それがかえって会見を荒れさせているように見えます。危機対応に対する見込みが甘いだけなのかもしれませんが、結果的にただただ激しい追及を受けているところだけが報道されます。

この様子を見ていると「謝罪してバッシングを受けているところを世間に知ってもらう」ことが目的なのかと思ってしまいます。でもこれっておかしいですよね。

この謝罪会見というイベントは、私の個人的な見解ですが、日本に古来からある「みそぎ」という概念と関係があるのではないかと思います。

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