日比谷ミッドタウンにある"超ハイソ"なフードコート。「たった100席」「特殊なスタイル」でも、それ以上に「コスパと使い勝手」に驚いたワケ

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この東京ミッドタウン日比谷にあるフードコートが、地下1階の「HIBIYA FOOD HALL」だ。細長い形状のフードコートで「行き止まり」ではなく通り抜けできる構造となっている。

フードコートとしての共有座席は細長いエリアの中央部にあり、100席もないくらい。

前回紹介した「玉川高島屋S・C」のフードコート(90席)と同じくらいで、極端に少ないわけでもないが、HIBIYA FOOD HALLは通常のフードコートと比較してちょっと特殊。

エリアの端に飲食店が立ち並び、それらの店でイートインできるとともに、注文したものを持ち出して、共有座席で食べられる仕組みをとっている。

同様のシステムをとるフードコートとしては、中野マルイの「HARA8(はらっぱ)」が近いだろうか。

訪問したのは週末の、正午前。フードコート用の座席は、ベビーカー連れを中心にファミリー層が多い。各店舗のイートインは、デートと目される2人組や、年配のグループが目立ち、それぞれで住み分けられているようだ。幸い、まだ満席状態ではないのですぐ席にありつけた。

ざっと他の客を見ていて気になることが一つ。一応、入り口のところに「HOW TO」としてフードコートの使い方をレクチャーする看板はあるものの、フードコートとしても利用できることがちょっと分かりにくいように感じた。

実際、(確信犯かもしれないが)単なる休憩スペースと勘違いしてしまい、明らかにこのフロアで買ったものではないものを食べているグループもいた。

運営側のコンセプトが伝わりきらないのは、この手のハイソなフードコートではままあることだが、ちょっと切ない気持ちになる。

HOW TO
フードコートであることが、ちょっと分かりにくいかも?(筆者撮影)

どことなく「鹿鳴館」風味を感じるフードコート

それにしても、さすが日比谷。最初に足を踏み入れた印象は、レストラン街の真ん中に、ポツンと休憩用の座席があるような感じ。が、よく見ると椅子はそれぞれデザインが異なっており、こだわりを感じる。

机と椅子
椅子にこだわりが見られる(筆者撮影)
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