若い女性客が殺到「神座」急成長の背景。“フレンチ由来“のスープで「10年後700店舗・全店直営」を目指す戦略を詳しく聞いた

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だがあくまでこれは「店員とコミュニケーションをとらず、さっと出たい」客向けの対応としての導入だそうだ。現金で払いたい客には、人による対応を続けるという。

「不易流行」が持続的成長を可能に

「全店直営」「技術の体系化」「DXと人材育成の両立」「グローカル展開」――神座の成長戦略には、企業が国内外で成長するためのヒントが詰まっていた。なかでも注目すべきは、「変えるもの」と「変えないもの」の見極めだ。

この「普遍的価値」の発見と「変化への柔軟な対応」を両立する、不易流行の経営哲学こそが、成熟市場においても持続的成長を可能にするカギなのかもしれない。

1号店の店内
1982年、大阪 道頓堀に開業した1号店の店内(写真提供:どうとんぼり神座)

大林氏は、「だしの文化のある日本では、神座の『日本の味』は普遍性があり、どこに行っても受け入れられる味だと確信しています。拡大すればするだけ愛される。そう考えて突き進みます」と前を向く。

【もっと読む】気づけば100店超え「神座」"快進撃"続く納得の理由 では、100店舗を突破した「どうとんぼり神座」が近年急成長を続けているビジネス的な背景について、ライター・編集者の笹間聖子さんが取材、豊富な写真とともに詳細に報じている。
笹間 聖子 フリーライター・編集者

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ささま・せいこ / Seiko Sasama

フリーライター、時々編集者。おもなジャンルはホテルビジネス、幼児教育、企業ストーリー。編集プロダクション2社を経て2019年に独立。ホテル業界専門誌で16年間執筆を続けており、ホテルと経営者の取材経験多数。「週刊ホテルレストラン」「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」「FQ Kids」などで執筆。企業のnote発信サポーター、ブックライターとしても活動。大阪在住。

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