「訪日客が9割の店もある」牛カツチェーンの京都勝牛。日本人客が"ごく一部"になっても社長が「それでええ」と言い切る深いワケ

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ゴリップ 先斗町
京都 先斗町にある本店。割烹料理店のような落ち着いたたたずまい(写真提供:ゴリップ)
ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載。第10回の後編は前編に続き、牛カツ専門店「牛カツ京都勝牛」にインバウンドが押し寄せるなぜに迫ります。

牛カツがインバウンドに人気な3つの理由

牛カツ京都勝牛(以下、京都勝牛)のコンセプトは、「牛カツを寿司、ラーメン、天ぷらに並ぶ世界のブランドとして確立していこう」だ。その狙い通り、2025年現在で世界8カ国に展開し、訪れる客は、店舗によっては9割をインバウンドが占めている。

運営元の(株)ゴリップ代表 洪大記さんは、「外国人に受け入れられているのには、3つの理由がある」と分析している。

1.牛肉を使った「日本食」の新スタイル

海外でも日本と同様に、家庭で食べるのは豚と鶏が中心で、「牛肉はご馳走」と認識する国が多いという。だから牛カツは、インバウンドにとっても魅力に映るのだ。

【画像29枚】食わず嫌いしていた日本人も「美味すぎ…」と驚く?「京都勝牛」のメニューや中の様子
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