美月さんが「将来、子どもができたら3歳から幼稚園に入れたい」と希望したところ、翼さんは「ゼロ歳から保育園に預けて働き続ければいいじゃない」と反対しました。しかも、両親へのあいさつの場で「育児中は時短勤務でそんなに働かなくても、お給料はきちんと出してくれますよね」と発言。結局、破談となりました。
私から翼さんにやんわりと「育児に専念したい女性もいますし、働き方についてはよく話し合うことが必要です」と説明したところ、「じゃあ、働かなくてもいいですけど、その代わり親から仕送りをしてもらえる女性がいいです」と言っていたので驚きました。
「コスパ」連呼はコミュ力の低下が一因
真にコスパの意味を理解している人は、不動産選びや投資などを上手に行います。例えば、女性と2人で家を探す際に、会社の家賃補助がいくら支給されるか、どちらの補助を利用するのが得かなどを検討。家賃補助を受けるために「来月中に籍を入れます」と宣言します。
このような男性は女性からも好感度が高いですが、取り立てて「コスパがいい」といった言葉は口にしません。
コロナ禍の数年間で、婚活世代のコミュニケーション能力が低下していることはつねづね感じていました。「コスパ」を連呼する原因も経済状況だけでなく、相手がどう思っているか、どう思われるかを想像する能力が落ちていることが原因の1つだと、私は考えています。
一方で、逆説的ではありますが、プラスの変化もあります。前述のように男性が女性にも対等に稼いでほしいと考えるようになったため、高年収の女性に結婚のチャンスが広がったのです。
コロナ禍以前は、男性は女性の年収をそれほど気にしない、むしろ高収入の女性を避ける傾向がありました。今はプロフィール欄に収入を明記している高収入の女性が選ばれています。
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