3回連続の散歩デートに1円単位のワリカン… 「コスパ」重視の婚活男性が急増している《物価高だけじゃない》理由

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もちろん、コスパを重視することが悪いわけではありません。結婚後であれば、「節約家」や「お金を上手に使える人」として好意的に受け取られることも多いでしょう。

しかし、婚活女性にとって結婚は夢。コスパよりも2人で楽しい時間を共有できるデートプランを企画してほしい。さもなければ、単なるケチな人に見えてしまいます。

ある女性は、「翔さんと比べたら、それほど気前のいい男性でなくても、ごく普通の金銭感覚を持っているというだけで天使のように見えます」と言っていました。

映画館やホテルでも「コスパ」重視の嵐

とにかく安く済ませることを「コスパ」という言葉で正当化している男性は、翔さんだけではありません。ある男性は、都内の無料で入場できる施設やデパートの休憩室などを細かく調べ上げ、「デートではペットボトル飲料を購入して、そこで1日過ごす」と自慢げに話します。

デートで映画のチケットを買うときに、持ってきたはずの映画館の優待券が見つからず探し続け、結局、映画が始まってしまったという男性もいました。当然、女性は困惑。さらに、女性がポップコーンを買おうとしたところ、「高い。あとでコンビニで何か買ったほうがいい」と主張し、女性は呆れてしまったそうです。

デートで100円ショップに連れていき、「何か1つ買ってあげるよ」と恩着せがましく言った男性も……。お相手の女性は、100円ショップでプレゼントされてもうれしくないと言っていました。

また、お見合いはホテルのラウンジがよく利用されますが、お茶だけで2人で5000円ほどかかってしまいます。そのため、ある男性は帝国ホテルで待ち合わせしておきながら、「近くのチェーン店に行きましょう」と誘導したそうです。

結婚式の準備でもめることも日常茶飯事です。女性にとって結婚式は一生に一度の晴れ舞台。ランクが2つ上の、見栄えがいいウェディングドレスを着たいと希望しても、男性は関心がなく、「パック料金内のものでいいんじゃないの?」と言い、破談になるケースもあります。エンゲージリングでも同様のことが多々起きます。

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