「“散歩番組”が乱立する中、なぜ今?」 フジが『ワイドナショー』の後番組に、サンドウィッチマン×狩野英孝の『かのサンド』を放送するワケ

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1カ月毎にナレーターは変わるというが、今後も大物たちが務めるというので、その点も楽しみの1つになりそうだ。気負わないといっても、豪華なナレーター陣を見れば気合い十分であることがうかがえる。

「このタイミングでの新番組なので、注目されると思うんです。でも、正直に言えば、注目しないでもらえたらなと(笑)。というのも、番組コンセプトとしても、テレビの前にがっちり座って1秒も逃さずに観てください、という番組ではないんです。これから番組をやっていく中で出てくるノリだったり、ルールだったり、笑いだったりが出来上がってくると思うので、どんどんよくなっていくところを観ていただきたいですね」(有川さん)

激戦である「散歩番組」を放送する意味

とはいえ、なぜ今「散歩番組」なのか。あえて意地悪なことを言えば、他局でも曜日は違えど多くの「散歩番組」が放送されている。あえてレッドオーシャンに飛び込むのには、それなりの勝算があったからなのだろうか。

「突飛で誰もやっていないようなことを追求していくのもいいのですが、はたしてそれが本当に視聴者の皆さんが観たいものなのか? という思いはあります。番組の数が多いということは、それだけ皆さんが求めているということ。視聴者が本当に観たいものを作りたいと思っています」(浅野さん)

なじみのある「散歩番組」だが、「サンドウィッチマン×狩野英孝」という、安心感もありながらスリリングでもある組み合わせの新しさ。彼らが歩く街の風景、そこで出会う人々との交流は、“予定不調和”だが、温かい化学反応が起こりそうだ。

番組放送後のSNSの反応を見ると、「ゆるい感じが好きだ」という意見も散見された。強い刺激や奇抜さだけではない、人と人との触れ合いから生まれる「温かさ」という価値が、今あらためて見直されようとしている。

ジャスト日本 ライター

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じゃすとにほん / Just Nihon

ライター、プロレス考察家。1980年福岡県出身、和歌山県在住。プロレスからビジネスジャンルまで、幅広く執筆活動を展開。現在アメブロで「ジャスト日本のプロレス考察日誌」を更新中。 著書に「俺達が愛するプロレスラー劇場 Vol.1」(ごきげんビジネス出版)「インディペンデント・ブルース」「プロレス喧嘩マッチ伝説」(いずれも彩図社)ほか多数。

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