「この家の名義、どうなってる?」たった1つの質問が「まさかのトラブル」を回避する《名義変更されていない不動産》の顛末「相続人が100人に!?」

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すっぱりと分けられる現預金と違って、不動産の相続は面倒なものです。

複数の相続人で共有名義にすれば何かとトラブルのもとですし、お金に換算して分割する場合でも、金額で揉めがちです。売却するにも手間がかかります。

また、子(相続人)の1人が両親(被相続人)と同居しているというようなケースでは、さらに話が複雑になるでしょう。

そのため「つい放っておいてしまった」「後回しにしてしまった」という人が多いわけです。

相続登記しなくても、住み続けることは可能だが…

実際、相続登記をしなくても、その家に住み続けることは可能です。

その結果、よくよく調べてみると、自分が住んでいるのは会ったこともない曽祖父(ひいおじいちゃん)名義の家だったというようなケースが、あちこちに転がっているのです。

それでも、相続人の数が少なく、誰であるかが明確であればまだよいのです。

問題は、時間の経過とともに相続人が増え、複雑になっていたケースです。

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