なぜ、大阪・関西万博は「船で万博」という選択肢を準備したのか?
「水都・大阪」とも呼ばれる大阪市は、河川・運河の総延長が146kmにも及ぶ。
市営渡船利用者は8航路で年間160万にも及ぶ大阪市で、鉄道・バスに次ぐ万博会場へのアクセス手段として船が整備されたのは、ある意味当然の流れとも言えるだろう。
ただ、この「万博の船運」には、さまざまな問題が発生している。万博誘致の決定後に喧伝されていた航路は開設されず、税金を投入した着岸設備は使われず、何よりも船会社があまり乗り気でなく……おもに万博の運営側・行政に起因する、万博の船運が「絵に描いた餅」となりつつある。
続く後編「万博「船ルート」が“超絶残念”に始まった本質要因」では、なぜ「絵に描いた餅」になりつつあるかを検証していこう。
