「万博に行きたいけどホテルが高すぎ…そうだ、船に泊まろう!」 万博開催で夜行フェリーが活況に。"船で行って船で戻る"旅の長所とは?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ジャンボフェリー・りつりん2
フェリーで万博会場に向かう人々も多いという。写真は「ジャンボフェリー・りつりん2」(筆者撮影) 
この記事の画像を見る(15枚)
万博の開催で関西のホテルが軒並み高騰する中、万博への移動手段として、夜行フェリーの利用が軒並み伸びているそうです。
フェリーなら朝イチで関西到着、夜には帰ることができるため、「0泊3日・万博行き弾丸ツアー」が可能。なかには、フェリーをホテルのように過ごせる「行って戻るだけ」サービスを開始した航路もあるとのこと……。意外な形での"好況"の実態を、乗り物に詳しいライター・宮武和多哉さんが現地から解説します。 

万博前から慢性状態?関西のホテル不足 なぜ? 

万博会場(筆者撮影) 

2025年4月から開催されている大阪・関西万博では、関西との交通の便が良い九州・四国からも、おおよそ165万人の来場が見込まれている。(大阪・関西万博 来場者輸送アクション・プランより) 

距離にして100km~500kmの移動で、夜行フェリーがよく使われているという。関西から九州・四国へ運航するフェリー各社にアンケートをとったところ、「前年比で徒歩利用が+400人」(フェリーさんふらわあ・志布志航路)「徒歩客1600人・前年比でプラス15%増」(オレンジフェリー)など、軒並み大幅な利用増を記録しているようだ。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事