「万博に行きたいけどホテルが高すぎ…そうだ、船に泊まろう!」 万博開催で夜行フェリーが活況に。"船で行って船で戻る"旅の長所とは?
九州・四国から関西方面には6社・9航路の夜行フェリーが就航しており、いずれも万博会場のある関西への移動には便利だ。
かつ、鉄道・バスやクルマ(高速道路)で港に移動することで、かなり広範囲にわたる地域の人々がフェリーを利用できる。

先に述べたとおり各社・各航路とも利用状況は好調のようで、なかには「オレンジフェリー」(愛媛・東予港~大阪南港)のように「万博アクセスプラン」を設定、大阪側の港から西ゲートまでの直行バスを運行している場合もある。
なおオレンジフェリーでは、万博会場発のバスを2往復・4本設定しており、21時に西ゲートを発車するバスなら「バスに乗りながらドローンショーを眺めることができる」など、利用する側が新しい楽しみ方をどんどん見つけているのだという。
またオレンジフェリーでは、万博開幕後の1カ月で「大阪発・東予港着のインバウンド観光客が前年比267%」とのこと。フェリーは万博への移動手段としてだけでなく、1日目は万博、2日目は地方と、来場者を地方に行きわたらせる交通手段としても役に立っているようだ。
ホテルが足りないのは万博前から 「宿泊費高騰」はフェリーに有利に?
「移動しながら宿泊」といった使い方は夜行の高速バスでも可能だが、狭い座席で横になれず、朝の到着時には疲れ果てている。
新幹線・飛行機ならフェリーよりはるかに速く大阪入りできるものの、ここで問題となってくるのが「宿泊先の確保」「ホテル代の高騰」だ。

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